2007年秋季大会(第7回)

“待遇コミュニケーション学”の構築を目指して

本大会の共通テーマは、「“待遇コミュニケーション学”の構築を目指して」です。

従来の「待遇表現研究」にコミュニケーションの観点を取り入れ、従来の「コミュニケーション研究」に待遇という観点を取り入れた、新たな学問領域としての「待遇コミュニケーション学」というものを構築するために、研究を積み重ねていく必要があります。

今回の大会では、その第一歩として、活発な議論が巻き起こることを期待し、「“待遇コミュニケーション学”の構築を目指して」をテーマといたしました。当日は、研究発表、講演会を通じて、会場の皆様との意見交換を図りたいと考えております。講演会には、井出祥子 氏(日本女子大学文学部英文学科教授)をお招きして「待遇コミュニケーションと言語イデオロギー」についてご講演いただきます。

みなさまふるってご参加ください。

プログラム

開会(13:00)
第1部 研究発表会(13:05~14:45)
1.「許可求め型表現」に関する考察
M共同研究グループ[(林謙子 氏・丁雪花 氏・早川和宏 氏・田所希佳子 氏・タピロイリット 氏・李錦淑 氏(早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程)]
2.相互尊重を基盤としたコミュニケーション行為の「丁寧さ」を支えるものは何か―「待遇コミュニケーション」の観点から
伴野崇生 氏(早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程・香港中文大学専業進修学院専任講師)
3.初級における待遇コミュニケーション教育―接触場面における学習者の「スピーチスタイル」に関する「気づき」
ウォーカー泉 氏(早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程・シンガポール国立大学語学教育研究センター日本語プログラム主任)
第2部 大会委員会企画(15:00~15:50)
待遇コミュニケーション学の構築を目指して
発題者:蒲谷宏 氏(早稲田大学大学院日本語教育研究科教授)・高木美嘉 氏(早稲田大学大学院日本語教育研究科助教)
第3部 講演会(16:00~17:30)
待遇コミュニケーションと言語イデオロギー
井出祥子 氏(日本女子大学文学部英文学科教授)
閉会(17:35)
懇親会(17:45~)
22号館8階会議室にて/懇親会費1,000円